2024-02-29[THU] - 2024-04-23[TUE]
10:00-18:00
closed on Wednesday
近年国内外で人気の高まっている抹茶。点てる飲む道具、うつわとして歴史ある 美濃焼から二つの窯元の抹茶碗をご紹介いたします。 奥深い世界の一節を美濃焼のうつわの側面から垣間見る展示です。
<EXHIBITION PARTICIPANT>
蔵珍窯(多治見) 昔から大陸から渡ってくる陶磁器、特に中国の陶磁器を唐物と呼び珍重してきました。 魯山人をはじめ多くの数奇者が憧れた中国の古陶磁器に魅力を感じ、 中国官窯の陶官の名称(蔵珍:ぞうほう)を窯元名の由来のひとつとしました。 珍はタカラとも読み、 名前の様に蔵に納められるくらい良い器(価値のあるもの)をつくっていきたい、 そのような思いも重ねて、蔵珍窯(ぞうほうがま)という窯名にしております。 天狗窯(土岐市) 大正中期創業。瀬戸から駄知へ移り住んだ陶工・加藤家の流れを汲む老舗の窯元です。 六種類の土と、ろくろや鋳込みによる成形、手描き職人の技による柄を組み合わせて、 味わいのあるうつわを作り続けています。 窯元の裏にある山に、昔天狗がいたということから、守神として天狗の名前を窯元名として 名付けられました。